2006年 11月 12日
エリザベス女王杯 |
9時15分に府中到着。
現地で特に大きなレースがあるでなし、馬をたくさん眺めようと、多くの時間をパドックに費やした。結果としては、一日を通じ全く馬券はあたらなかったが、たまには間近で馬を見るのもいいもので、秋晴れの空の下、賭博ではあろうとも、馬を眺めてぼーっとするのはリラクゼーションの一環となるに充分だ。
賭博であるためにストレスの発散度合いさほど高くはなかれども、一日を晴天の下、のんびり過ごすことは稀であれば、やはり薬になるとはいえよう。『天高く馬肥ゆる秋』を感覚として味わうのには、そこまでの人込みとならぬ今日のような日が最適だった、と。
さて、馬券が当たらなかったのは上述の通りではあるが、エリザベス女王杯の予想は下記のものだった。
◎ヤマニンシュクル
○カワカミプリンセス
▲スイープトウショウ
正直、「カワカミ-スイープで仕方ない」という思いがあったため、応援馬券にヤマニンシュクルを入れた程度。2年前の秋華賞の脚が再現できれば、G1馬の底力もあれば、全くもって無謀というわけでもなく、いつになく人気の低かったことを考えれば「あり」な馬券。
直線、四位が立ち上がった姿が見え、そこから抜け出してきたのがカワカミプリンセス。
「強い!」と素直に馬券を外したことを忘れて賞賛したかったが、審議の対象となってしまったことは両者を応援していた自分の目からは明らか。審議も異様に長い。
結果、完勝に見えたカワカミは12着降着、流れにうまく乗って抜け出してスイープを防いだフサイチが繰り上がり優勝。
一位入線した馬が本命に不利を与えて、結果として降着、そして大して評価していない馬が優勝。全くもって後味悪い。
審議結果が中々出ずに最終レースの馬券購入タイミングを逃し、その時点で本日の全敗が確定。このまま後味悪く退散してなるものかと、16時半スタートのトークショー(エリザベス女王杯回顧)を見て帰る決意をする。ゲストは伊藤裕子。当日昼まで企画を知らずして、かつ当ゲストをよく知らなかったために大して期待はしていなかったが、数メートルの距離で見ることができ、それが普通に綺麗で(女優だから、当たり前といえばそれまでだが。いつかの新潟の眞鍋かをりよりは断然こっち)、また夕暮れに映える富士山も背景となれば、競馬場という場に似つかわしくない絵をそこに創出してくれていた。
その思いがけない絵とは相反するが、レースに対するアベコーやムックンの責任感のないトークも、無敗牝馬の降着という独特の失望に暮れる競馬場に、それはそれで調和しており、何だか全てが丸く収まったような、軽い錯覚に陥りながらトークショーを聞き終えて、場をあとにした。
現地で特に大きなレースがあるでなし、馬をたくさん眺めようと、多くの時間をパドックに費やした。結果としては、一日を通じ全く馬券はあたらなかったが、たまには間近で馬を見るのもいいもので、秋晴れの空の下、賭博ではあろうとも、馬を眺めてぼーっとするのはリラクゼーションの一環となるに充分だ。
賭博であるためにストレスの発散度合いさほど高くはなかれども、一日を晴天の下、のんびり過ごすことは稀であれば、やはり薬になるとはいえよう。『天高く馬肥ゆる秋』を感覚として味わうのには、そこまでの人込みとならぬ今日のような日が最適だった、と。
さて、馬券が当たらなかったのは上述の通りではあるが、エリザベス女王杯の予想は下記のものだった。
◎ヤマニンシュクル
○カワカミプリンセス
▲スイープトウショウ
正直、「カワカミ-スイープで仕方ない」という思いがあったため、応援馬券にヤマニンシュクルを入れた程度。2年前の秋華賞の脚が再現できれば、G1馬の底力もあれば、全くもって無謀というわけでもなく、いつになく人気の低かったことを考えれば「あり」な馬券。
直線、四位が立ち上がった姿が見え、そこから抜け出してきたのがカワカミプリンセス。
「強い!」と素直に馬券を外したことを忘れて賞賛したかったが、審議の対象となってしまったことは両者を応援していた自分の目からは明らか。審議も異様に長い。
結果、完勝に見えたカワカミは12着降着、流れにうまく乗って抜け出してスイープを防いだフサイチが繰り上がり優勝。
一位入線した馬が本命に不利を与えて、結果として降着、そして大して評価していない馬が優勝。全くもって後味悪い。
審議結果が中々出ずに最終レースの馬券購入タイミングを逃し、その時点で本日の全敗が確定。このまま後味悪く退散してなるものかと、16時半スタートのトークショー(エリザベス女王杯回顧)を見て帰る決意をする。ゲストは伊藤裕子。当日昼まで企画を知らずして、かつ当ゲストをよく知らなかったために大して期待はしていなかったが、数メートルの距離で見ることができ、それが普通に綺麗で(女優だから、当たり前といえばそれまでだが。いつかの新潟の眞鍋かをりよりは断然こっち)、また夕暮れに映える富士山も背景となれば、競馬場という場に似つかわしくない絵をそこに創出してくれていた。
その思いがけない絵とは相反するが、レースに対するアベコーやムックンの責任感のないトークも、無敗牝馬の降着という独特の失望に暮れる競馬場に、それはそれで調和しており、何だか全てが丸く収まったような、軽い錯覚に陥りながらトークショーを聞き終えて、場をあとにした。
by jasum_fjo
| 2006-11-12 21:44
| 競馬