2007年 06月 22日
簿記試験逃亡の果て |
去る6月10日は簿記試験日であった。
だがしかし、半月ほど前に受験する意志を喪失していた私にとって、何でもない日になるはずであった。が、こういう週末に限って予定が一切なかったりするのはよくある話。
かといって、土曜から猛勉強で何とかなるとも思われず、特に何をするでなく、ふらふら街中をうろつきTSUTAYAに入って物色しているところで友人より連絡が来る。
「暇ならバスケ来い。」
行きます。行ってきました、神奈川のよく知らない地まで。
まあ、それはどうだっていい。土風炉の親子丼が、ひどい状況であったこともどうだっていい。
それで疲れ果てて寝て起きた10日当日。
これはもう、あれをやるしかない。『マゾッホとサド』一気読み。
きつかった。僕にはレベルが高すぎました。
思想が理解できないというわけでなく、何を言わんとしているのかが、掴めぬところばかりである。
サディストに加虐される者は、決してマゾヒスト足りえず、ただサディズムの要素に過ぎない。
マゾヒストを加虐する者(一般的には女)は、同様に決してサディスト足りえず、マゾヒストに訓育的教育を受けた結果で振舞う、マゾヒズムの一要素に過ぎない。
このあたりはまだ分かる。
サディスト=マゾヒストという誤った認識があり、その証明材料として、「サディストは自らが行うのと同様に、同レベルの虐待を受けることに逆らわず、そこに快感を覚えている。これはサディストがマゾヒズム性を内包する根拠であろう」というものがある。
これは大きな間違いでサディストの被虐の悦びとは、マゾヒスト的な『贖罪の快感』ではなく、下衆な野郎どもに虐待されて、「俺の悪徳は、ついにくそ野郎どもに虐待されるに相応しい、そんな存在にまで高められたのだ!」という、行き着くところまで行き着いた、行ってみれば『絶頂の快感』のそれである。
これは大いにわかる。
儀式と契約、ユーモア的だとかイロニー的だとか、タナトスとエロス、父親と母親、様々な方法でサディズムとマゾヒズムは非対称的なものであることを述べていく内容が、僅かしか理解が適わない。
200ページ足らずの書物のため、勢いで読みきったが、読書後の感覚は敗北感にやられている。
払拭するために、ダークな映画を見て心を静めようとTSUTAYAへ。
内容は知らぬが、監督、紹介ストーリーから期待できそうな『ブルーベルベット』をレンタルする。
サザエさんがこれから始まる。
「今週末はこれで終わりか…」そういった落ち着くべき時間帯に見るべからざるものを敢えて見る。結構ではないか。
夕飯代わりの、柿ピー・チューハイを手に、期待しながら2時間を経過したが、なんと!
至って普通の映画ではないか!!!
畜生、ここでも俺は敗北するのか!
だがしかし、半月ほど前に受験する意志を喪失していた私にとって、何でもない日になるはずであった。が、こういう週末に限って予定が一切なかったりするのはよくある話。
かといって、土曜から猛勉強で何とかなるとも思われず、特に何をするでなく、ふらふら街中をうろつきTSUTAYAに入って物色しているところで友人より連絡が来る。
「暇ならバスケ来い。」
行きます。行ってきました、神奈川のよく知らない地まで。
まあ、それはどうだっていい。土風炉の親子丼が、ひどい状況であったこともどうだっていい。
それで疲れ果てて寝て起きた10日当日。
これはもう、あれをやるしかない。『マゾッホとサド』一気読み。
きつかった。僕にはレベルが高すぎました。
思想が理解できないというわけでなく、何を言わんとしているのかが、掴めぬところばかりである。
サディストに加虐される者は、決してマゾヒスト足りえず、ただサディズムの要素に過ぎない。
マゾヒストを加虐する者(一般的には女)は、同様に決してサディスト足りえず、マゾヒストに訓育的教育を受けた結果で振舞う、マゾヒズムの一要素に過ぎない。
このあたりはまだ分かる。
サディスト=マゾヒストという誤った認識があり、その証明材料として、「サディストは自らが行うのと同様に、同レベルの虐待を受けることに逆らわず、そこに快感を覚えている。これはサディストがマゾヒズム性を内包する根拠であろう」というものがある。
これは大きな間違いでサディストの被虐の悦びとは、マゾヒスト的な『贖罪の快感』ではなく、下衆な野郎どもに虐待されて、「俺の悪徳は、ついにくそ野郎どもに虐待されるに相応しい、そんな存在にまで高められたのだ!」という、行き着くところまで行き着いた、行ってみれば『絶頂の快感』のそれである。
これは大いにわかる。
儀式と契約、ユーモア的だとかイロニー的だとか、タナトスとエロス、父親と母親、様々な方法でサディズムとマゾヒズムは非対称的なものであることを述べていく内容が、僅かしか理解が適わない。
200ページ足らずの書物のため、勢いで読みきったが、読書後の感覚は敗北感にやられている。
払拭するために、ダークな映画を見て心を静めようとTSUTAYAへ。
内容は知らぬが、監督、紹介ストーリーから期待できそうな『ブルーベルベット』をレンタルする。
サザエさんがこれから始まる。
「今週末はこれで終わりか…」そういった落ち着くべき時間帯に見るべからざるものを敢えて見る。結構ではないか。
夕飯代わりの、柿ピー・チューハイを手に、期待しながら2時間を経過したが、なんと!
至って普通の映画ではないか!!!
畜生、ここでも俺は敗北するのか!
by jasum_fjo
| 2007-06-22 22:57
| 平時