2009年 03月 01日
バレンタインデーに(5) |
じいさん、正確には現地の人あらず、定年後に移住したとのこと。
話を聞くうちに、昔大森に住んでいたとのことが判明し、沖縄の話は殆どせずに、関東の話題で盛り上がる。
平将門が栃木云々言い出したため、あれは常陸の方で栃木じゃなかろう、といったツッコミを入れたことを鮮明に覚えている。あと、稀に喋りながらおかしなポイントで笑いだすくらい。
ボトルから泡盛を猪口で数杯馳走になりながら話を続け、20時ぐらいに「お先失礼」とじいさん去る。
もう一品変わったものを食べようと、もずくの天ぷらと泡盛一合を追加で頼む。ちびちび飲みながらそれを食し、すでに満腹ではあるが〆にとソーキそばを注文する。
その間に新規一名様が隣に座り、今度はこの50代男性と意気投合。こちらは大手企業の現役の方で口調も確か、それなりに真面目な話をして盛り上がる。
気付けば、閉店の22時半を迎えており、会計をすませると店長らしき人に「これ1人で食べたのか?」と驚かれる。それよりも、1人で入って五時間とは長くいたものだ。
今更ながら訪れた店の名は「ゆうなんぎい」。
いつの間にか雨降りとなっており、途中まで傘に入れてもらい、別れ際にがっちりと握手して、その男性と解散する。
さて。いい気分かと思いきや、胃は破裂しそうな按配である。横になるのは苦痛を伴う。だが、眠くもある。
ひとまずはと、友人に店での件をメール入れつつも、朦朧としてくる意識と、それを阻む胃の感覚とで一向に気分は優れない。
しかしながら。バレンタインデーに、沖縄のホテルにて。食欲の行き過ぎと睡眠欲の強烈な誘いの間に置かれ、一人で悶絶している姿には、清々しいほどの馬鹿らしさが見て取れるではないか。
これこそ求めていたものなり!
苦しみながらも全体としての満足感に浸り、いつのまにやら意識落つ。翌日は軽く国際通りを眺め、予定通りに東京へ戻る。
胃への負担はこの上なかったが、有意義な旅であった。マイルはまだまだ残っており、少なくともあと二回は同じことができるだろう。
この形か、遠地のマラソン大会の参加に利用してみようかしら。
「マイル使って、×××へ行ってきたよ。」
「いいなぁ、何してきたの?」
「フルマラソン。以上。」
うん。やってしまいそうだ。
話を聞くうちに、昔大森に住んでいたとのことが判明し、沖縄の話は殆どせずに、関東の話題で盛り上がる。
平将門が栃木云々言い出したため、あれは常陸の方で栃木じゃなかろう、といったツッコミを入れたことを鮮明に覚えている。あと、稀に喋りながらおかしなポイントで笑いだすくらい。
ボトルから泡盛を猪口で数杯馳走になりながら話を続け、20時ぐらいに「お先失礼」とじいさん去る。
もう一品変わったものを食べようと、もずくの天ぷらと泡盛一合を追加で頼む。ちびちび飲みながらそれを食し、すでに満腹ではあるが〆にとソーキそばを注文する。
その間に新規一名様が隣に座り、今度はこの50代男性と意気投合。こちらは大手企業の現役の方で口調も確か、それなりに真面目な話をして盛り上がる。
気付けば、閉店の22時半を迎えており、会計をすませると店長らしき人に「これ1人で食べたのか?」と驚かれる。それよりも、1人で入って五時間とは長くいたものだ。
今更ながら訪れた店の名は「ゆうなんぎい」。
いつの間にか雨降りとなっており、途中まで傘に入れてもらい、別れ際にがっちりと握手して、その男性と解散する。
さて。いい気分かと思いきや、胃は破裂しそうな按配である。横になるのは苦痛を伴う。だが、眠くもある。
ひとまずはと、友人に店での件をメール入れつつも、朦朧としてくる意識と、それを阻む胃の感覚とで一向に気分は優れない。
しかしながら。バレンタインデーに、沖縄のホテルにて。食欲の行き過ぎと睡眠欲の強烈な誘いの間に置かれ、一人で悶絶している姿には、清々しいほどの馬鹿らしさが見て取れるではないか。
これこそ求めていたものなり!
苦しみながらも全体としての満足感に浸り、いつのまにやら意識落つ。翌日は軽く国際通りを眺め、予定通りに東京へ戻る。
胃への負担はこの上なかったが、有意義な旅であった。マイルはまだまだ残っており、少なくともあと二回は同じことができるだろう。
この形か、遠地のマラソン大会の参加に利用してみようかしら。
「マイル使って、×××へ行ってきたよ。」
「いいなぁ、何してきたの?」
「フルマラソン。以上。」
うん。やってしまいそうだ。
by jasum_fjo
| 2009-03-01 07:35
| 平時